ヨコの日記

大学生のアウトプット用の日記です。

読書の目

ピース又吉直樹YouTubeチャンネル「渦」で、視聴者から送られてきた400文字ぐらいの短い文章を又吉なりの解釈で読み解くという企画がある。

『正月の犯行』(一部抜粋)        「おーい、強盗だ。手を上げろ。動くな、動くなって言ってんだろ、そこの渋谷のスタバにいる奴。この鉄砲でバーンと撃つぞ。・・・俺は今、本州をハイジャックしている。」(ピース又吉直樹YouTubeチャンネル「渦」より)

又吉は髑髏万博という先生に扮して、生徒役の人にこの文章を読み解いた。

この著者は売れない芸人である。ここにおける鉄砲は、彼の武器「お笑い」であり、本州は「お笑い界の天下を取る」ことを意味してる。脅しているのに関わらず、みんな拳銃に怖がらず、動いているところでは、みんな自分のお笑いの面白さを理解してくれてないこと(=拳銃の恐ろしさに怯えない)を表していると妄想的解釈をした。実際に筆者は、まだ世に知られていない芸人であった。

 

ある授業で、生徒役のサルゴリラの児島さんが、「なんで、そんな読み方ができるのか?」と聞いた。

髑髏万博先生は、「何度も同じ本を読んでいるから」と答えた。一度目の読みは、様々な展開が繰り広げられ、感情移入をして、主観的に読めない。二度目は、ストーリーは知っているが、新たな発見が出てくる。三度目は、二度目の発見を踏まえた上で読み、客観的な新たな読み方できる。

何年も日常的に再読を行なっていると、一度目の読みで、一度目と二度目と三度目の読みの3つの視点を同時に持てるようになり、一回読むだけ3つの視点(三度目分)の様々な解釈ができるようになると言っていた。

 

視点を増やす(育てる)ことで、本の解釈が広がる。

自分は読解するのが上手でないので、髑髏万博先生の言ったことを素直に真似してみたい。

 

 

ハイジャックの話の回 

https://youtu.be/rciq-ncK87k

読解方法の話がされる回(終盤の方)

https://youtu.be/6Zi4fWdYFAA