意味付け
ニーチェは、人生の意味について、次のように言った。
「意味が見つからないから良き生が送れないのでなく、良き生を送れないから意味にすがるのだ。」といった。(宮台真司,1998)
これを読んだ時、「人生の現状に不満がある人は、人生に意味付けをするんだ。」と他人事のように感じた。
後で、もう一度読んだとき、ハッとした。
「中学校、高校の時の自分じゃん。」と記憶が蘇った。
高校の時、とにかく自分の周りのことに対して、不満ばかりだった。そして、とにかくいい人生を送りたいと願うばかりであった。
そのため、人付き合いや学業で躓く度に、哲学書、名言集を開いて、気になった文章や言葉を選んで、「生きる意味とは、こういうことだ!」と納得していた。
ものすごく、「生きる意味」を探し、人生を意味あるものにしたかった。
今も「生きる意味」を探しているかもしれないが、今は少し「いかにどう生きるか」を考えて生きているように感じる。