ヨコの日記

大学生のアウトプット用の日記です。

言葉選び

ぽる塾のYouTubeチャンネルを観た。

ぽる塾のYouTubeチャンネルは、吉本興行所属の女性三人組のお笑い芸人のYouTubeに開設されているチャンネルである。

私が観た動画は、3人で1泊2日の日光の歴史的観光地を旅をするという内容であったが、彼女らはずっと何か口にしていた印象である。華厳の滝より、華厳の滝の近くの売店を後ろに湯葉コロッケを食べる映像の方が長かった。

 

動画の半分を占める食事シーンの会話や3人の関係性が薄っすら窺える車内の会話が、私の心には、なぜか沁みた。

 

少し毒舌のあんりちゃんは、会話(コミュニケーション)の対応というか、場の作り方がとても上手で、2人が喋りやすい雰囲気を作っている。彼女は自分の価値観を絶対に押し付けるような発言をしなかった。

元OLの田辺さんは、好きな物の話になると急に熱くなるところがある。東照宮の有名な門の前で、甘酒を飲みながら、自分の好きな甘酒の熱い話をする。その際も、あんりちゃんが、田辺さんの熱い話を優しくフォローする。

あんりちゃんと幼馴染のはるかちゃんは、ぽる塾の中で、リーダー的な存在だが、一番ふわふわしている不思議な人である。

 

彼女らの旅を観ていて思ったのは、3人は常に自分でありながら、自分の価値観を押し付けたり、否定することなく、会話の言葉選びがとても最適だった。

 

自分の話に大きく逸れるが、私は会話の中で、「意外ですね!」という言葉を使う。ただ、この言葉は、自分の価値観を押し付けてしまう言葉でもあると感じた。私自身、相手に前向きなリアクションする言葉として使い、驚嘆の思いを示して、その話をもっと聞きたいと思わせる言葉として選んできた。

「意外」か「意外ではないのか」は、自分の中の問題であり、事実ではない。

相手が私に新しい一面を見せてくれた際、「意外だわ」というリアクションは、相手を少し冷めさしてしまうことがある。「意外ですね」は詰んでいる言葉かもしれない。

 

ぽる塾の旅は、相手を冷ましたり、場を盛り下げてしまう、良かれと思って言った発言がなく、言葉選びがとても優しくて、ストレスフルな旅であったと感じた。