表面的な関係
最近、社会学者の宮台真司さんや土井隆義さんの本とインタビュー記事を読んだ。
共通して書かれていることは、「友達との関係性の変化」についてである。
土井さんは、現在、子どもたち間では、友だちとの人間がに繊細なまでに木を配る「優しい関係」が成立していると指摘。これは、相手から反感を買わないようにして、学校という閉鎖的空間の中で生き残る術でもある。ただ、子どもたちは親密に繋がっていたいと常に欲求している。と言う。
相手との関係が拗れてしまった際、「優しい関係」でいると、関係性が弱いため、相手と距離を取れば、自分が「傷つかない」で済む。
友達は、いつにでも変えるかことができる交換可能な存在になっていると言える。
損得超越した固い絆で結ばれた友達(親友)より、交換可能な友達の方が、傷つかないで、楽で、表層的には充分かもしれない。
表層的な関係でつまらない毎日ために、片手にYouTubeがあれば、ほどほどの毎日になるのもかもしれない。